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【連絡】第45回 種生物学シンポジウムのご案内(プログラム)
新着情報 2013年09月26日
===2013年9月28日より受け付け開始===
第45回 種生物学シンポジウムのご案内
―温泉につかり,あつい議論を―
実行委員長 新田 梢(九州大学)
参加希望の方は→ 【参加・宿泊申込 詳細へ】
今年の種生物学シンポジウムは,合宿形式学会を楽しめるように,全国屈指の温泉地「大分県別府」にて開催します。温泉につかり,夜中まであつい議論を交わしましょう。どうぞ奮ってご参加ください。
日時:2013年11月29日(金)~12月1日(日)
会場:亀の井ホテル別府店 (大分県別府市中央町5-17)
別府市ふれあい広場サザンクロス (大分県別府市千代町1-8)
今回は,近接する2つの会場を利用して,利便性を図りました。受付・プレシンポジウム・宿泊は,「亀の井ホテル別府店(JR別府駅より徒歩5分)」でいたします。シンポジウムと総会は,会場を移し「別府市ふれあい広場サザンクロス(亀の井ホテルから徒歩6分程)」にて行います。そして会員交流の場となる,ポスター発表・食事や夜の交流会等は宿泊する「亀の井ホテル別府店」にて開催します。
また今回,新しい試みとして,期間中の一時保育施設を斡旋いたします。亀の井ホテルから約5分,シンポジウム会場であるサザンクロスに近い秋葉保育園(日曜可,24時間対応可)を利用いたします。お子様連れでの若手の皆さまのご参加もお待ちしております。
■ 11月29日 プレシンポジム
「微生物による実験生態系の進化」
細田一史(大阪大学・未来戦略機構)
プレシンポジウムでは,大阪大学未来戦略機構の細田一史さんをお招きし,「微生物による実験生態系の進化」について講演していただきます。細田さんは,気鋭の若手研究者で,細胞内共生や細胞間相互作用等の適応の実験室内進化についてご研究されています。種生物学会の会員の多くが,野外の動植物が研究対象で,共生や生物間相互作用,環境適応に興味があるため,実験室内で共生系を作り出すという「人工共生系」のご講演には,研究のヒントがたくさんありそうです。ご研究の面白さやエピソードもお話いただけるのではと期待しています。ぜひ,刺激的なプレシンポをお楽しみください。
■ 11月30日 シンポジウム1
「進化生態学理論の最前線:数理モデルの構築,応用と展望」
企画者: 入谷亮介(九大院・システム生命科学府)
企画趣旨:「理論」は,学問において,原理の考え方・捉え方のフレームワークを提供し,複雑な現象の見通しを良くする役割を担う。進化生態学においても,理論やその枠組みに基づいた数理モデルが大きな示唆を与えてきたことは,周知の事実である。近年,多くの観点から,進化・生態学を理解・説明するための理論が提唱され,その検証が進められている。それでは,数理モデルの構築は,いったいどこまで何を明らかにすることに成功しており,今後どういったことを明らかにすることを目指すべきなのであろうか。本シンポジウムでは,進化生態学の様々な現象に対する最前線の理論的アプローチとその発展,展望を提供する。それにより,理論研究と実証研究とがいかに結び付けられるべきか,議論を交わしたいと考えている。
9:00- 9:05 企画趣旨 入谷亮介(九大院・システム生命科学府)
9:05- 9:40 岩田洋佳 (東大院・農学生命科学研究科)
「ゲノミックセレクションの数理:ゲノムと表現型の関係のモデル化と
それに基づく高速育種」
9:40-10:15 野下浩司(九大院・システム生命科学府)
「生物のかたちのモデリングと定量化:3Dイメージデータが拓く
個体発生解析の可能性と2Dイメージデータの有効活用」
10:15-10:20 休憩
10:20-10:55 合原一究(理化学研究所・基礎科学特別研究員)
「数理モデルと先端的計測技術に基づく夜行性動物の行動解析」
10:55-11:30 田村光平(東大院・理学研究科)
進化の数理の人類学への応用:文化の「進化」を科学する
14:30-15:05 立木佑弥(北大院・地球環境科学研究院)
「植物の生理から進化を考える:樹木マスティングを例に」
15:05-15:40 入谷亮介(九大院・システム生命科学府)
「寄生者の水平感染が形成する,社会行動と移住行動」
15:40-15:55 休憩
15:55-16:30 大槻久(総研大・先導科学研究科)
「血縁淘汰理論を本当に理解する:rB-C > 0を超えて」
16:30-16:40 近藤倫生(龍谷大・環境ソリューション工学科)
16:40-17:00 総合討論
■ 12月1日 シンポジウム2
生き物たちの「におい」の世界~多様な生物間相互作用に迫る
企画者:廣田峻,吉村友里, 新田梢(九州大学)
企画趣旨:「におい」は動植物を問わず,送粉や種子散布といった繁殖活動から,被食防御など食う-食われるの関係に至るまで,生命活動の様々な場面で利用されていることが明らかになってきました。近年では,分析技術の発達により,これらの生物間相互作用に介在する物質やその認識メカニズムまで解明されつつあります。本シンポジウムでは,物質同定や種間比較,行動観察など様々なアプローチで「におい」を介した生物間の現象を研究されている方々をお招きし,その魅力に迫りたいと思います。そこから,複雑に絡み合う生物間相互作用を紐解く上での「におい」研究の重要性や意義,今後の展望について議論したいと思います。
9:00- 9:10 企画趣旨 廣田峻(九州大学)
9:10- 9:50 岡本朋子(森林総研) 「匂いで誘う -送粉者を導く花の戦略- (仮)」
9:50-10:30 大村尚(広島大学) 「チョウの訪花行動を制御する花香成分」
10:30-10:40 休憩
10:40-11:20 米谷衣代(京都大学),直江将司(東京大学)
「果実の香りの多様性と動物散布における適応的意義を探る」
11:20-12:00 吉村友里(九州大学)
「カエルの警告臭~捕食者に対するツチガエルのニオイ~(仮)」
13:15-13:55 石崎智美(新潟大学)
「キク科ヨモギ属sagebrushにおける匂いを介したコミュニケーションと
被食防衛」
13:55-14:35 塩尻かおり(京都大学) 「匂いが織りなす生態系」
14:35-15:00 総合討論
■ 全体スケジュール
□ 11月29日(金)
12:00-17:00 【各委員会】 別府市ふれあい広場サザンクロス
17:00より 【受付】 亀の井ホテル
18:00-19:00 【夕食】 亀の井ホテル
19:00-20:30 【プレシンポジウム】 亀の井ホテル
「微生物による実験生態系の進化」
21:00-23:00 【交流会】 亀の井ホテル (宿泊)
□ 11月30日(土)
9:00-11:30 【シンポジウム1午前の部】 別府市ふれあい広場サザンクロス
進化生態学理論の最前線:数理モデルの構築,応用と展望
11:45-12:45 【昼食】 亀の井ホテル
12:00-14:15 【ポスター発表】 (審査コアタイム13:00-14:00) 亀の井ホテル
14:30-17:00 【シンポジウム1 午後の部】 別府市ふれあい広場サザンクロス
17:10-18:10 【種生物学会2013年度総会】 別府市ふれあい広場サザンクロス
19:00-21:00 【懇親会】
【片岡奨励賞・Plant Species Biology論文賞・ポスター賞授与式】
亀の井ホテル
21:00-24:00 【交流会】 亀の井ホテル (宿泊)
□ 12月1日(日)
9:00-12:00 【シンポジウム2 午前の部】 別府市ふれあい広場サザンクロス
生き物たちの「におい」の世界~多様な生物間相互作用に迫る
12:15-13:00 【昼食】 亀の井ホテル
13:15-15:00 【シンポジウム2 午後の部】 別府市ふれあい広場サザンクロス
15:00 第45回種生物学シンポジウム閉会
参加希望の方は→ 【参加・宿泊申込 詳細へ】